スポーツタオルの使いやすいサイズはどのぐらい?

    ※この記事は2022年11月23日に再編集しています。

    スポーツ番組を観ていると、競技によって選手が使用しているスポーツタオルのサイズに違いがあることが分かります。

    例えば卓球の選手であれば一般的なスポーツタオルより小さいですし、バスケットボールの選手がベンチで肩にかけているものはバスタオルぐらいの大きさがあります。

    では、スポーツタオルの大きさに決まりはあるのでしょうか?
    また、いったいどのぐらいの大きさが使いやすいのでしょうか?

    目次

    スポーツタオルの正式なサイズとは

    正式なサイズは存在しない

    どれも『スポーツ』で使われている『タオル』に違いはありません。
    つまり、どれもスポーツタオルであり、正式なサイズは存在しません。

    ではなぜ様々な大きさが存在しているのでしょうか。

    日本のスポーツタオルは、浴用タオルやフェイスタオルを織る織機を流用して作られたものが多く、幅は約33~40センチ、長さは100~130センチ前後のサイズで、バスタオルやフェイスタオルと同じような糸使いと重さのものが多く出回っています。

    その大きさになった理由

    選手が高ぶる気持ちを落ち着かせるために?

    スポーツタオルのサイズには諸説ありますが、スポーツ選手がベンチに腰かけている時にタオルを首にかけて、タオルの両端をギュッと握り締めて高ぶる気持ちを抑えるのにちょうど良いサイズが110センチだったので、この長さのスポーツタオルが多く作られたという逸話が残っています。

    しかし、スポーツタオルを専門に取り扱っている当社では、この逸話も現代では崩れつつあると考えています。

    一般的なスポーツタオルのおおよそはこれらのサイズで役割を果たすと思いますが、社会におけるスポーツが占める重要性・需要は高くなる一方で、それを証拠にスポーツにかかる市場規模が大きくなっていることも事実です。

    現代にあったスポーツタオルの大きさとは

    現代社会におけるスポーツの位置付けとニーズ、体格の変化

    そこにはトップアスリートだけではなく週末だけスポーツを楽しむ人が徐々に増加し、それに加え、2020年には新型コロナウイルスの影響により、リモートワークが主体になったことで体調管理や自分時間の有効活用を見直しとして、Youtubeによるトレーニングやランニングなど積極的に汗をかく人が増加しました。

    これによりトレーニングウエアのような見た目の恰好だけではなくサプリメントやリカバリーウエアなどまで多岐にわたってこだわってきていることが分かっています。

    これと同様にスポーツタオルにも独自性が求められており、機能だけに限らずそのひとつには競技に応じたフィットしたサイズ感が求められています。
    例えば、水泳や水の競技であれば大きなサイズが必要ですし、ラケットやクラブなど手を使うスポーツであれば、小さくてすぐに吸水してくれる機能性高いタオルが求められます。

    また、当時から踏襲されている110センチサイズから現代人の身体、特にスポーツ選手の身体が大きくなっていることから、より大きなサイズが求められたり、逆にスポーツジムを手軽に楽しむために手持ちできる小さなコンパクトサイズなども重宝されるようにもなりました。

    各スポーツメーカーのタオルサイズ

    多種多様なデザインのメーカータオル

    それでは各スポーツメーカーではどのようなサイズのタオルを製造、販売しているのでしょうか。

    これまで多くのスポーツタオルを実際に調査してきましたが、当初の110センチを踏襲しているメーカーが多い一方で、様々なタオルサイズが求められるようになったことで、例えばナイキでも35cm×80cmもあれば35cm×110cmもありますし、アディダスでも34cm×110センチもあれば15cm×120cmのようなスポーツタオル(マフラータオル)も販売されています。

    <参考記事>大切な人に贈りたいおすすめのスポーツタオル7選

    また、ワールドタオルの「よく吸ってすぐ乾くスポーツタオル」は一般的なスポーツタオルとバスタオルのちょうど間ぐらいの50cm×120cmで製造されており、スポーツタオルでは小さくバスタオルだと大きいと思われる方にピッタリなサイズです。

    表面がガーゼ生地、裏面がパイル生地となっており軽くて乾きやすいので遠征や合宿、プールや海水浴などに持ち歩くにも最適です。

    皆さんもぜひ、ご自身の身体や競技に合わせたスポーツタオルを見つけてください。

    ※投稿内容の一部は今治タオルタオルソムリエ教本から引用しております

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