タオルの教科書

オーガニックコットンの製品に関する当社の見解

【オーガニックコットンの真実】

「ワールドタオルのタオルはオーガニックコットンですか?」と質問をいただくケースがありますので、当社の製品とオーガニックコットンについて”当社としての見解”をお知らせいたします。

結論から申し上げると、当社が取り扱う今治タオルはオーガニックコットンではありません
では、なぜ皆さんが”オーガニック”に魅かれるのでしょうか。また、”オーガニックコットン”という言葉を聞いてどのようなイメージを持つでしょうか。

「肌にやさしい」「安心・安全」など様々なキーワードが浮かび上がるかもしれませんが、それはいったい本当でしょうか?

実は、平成22年に中小企業基盤整備機構が「オーガニック・コットン表示ガイドライン策定に係る調査」という報告書をまとめています。

そこには、「オーガニックコットンとは農業や化学肥料を概ね3年間使用していない土壌で、農薬や化学肥料を使用しないで栽培された、遺伝子組み換えではないコットンであり、それを認証された原料のことである」と記されています。

つまり、オーガニックコットンとそれ以外のコットン(通常のコットンとします)の違いは、あくまでも「綿花を栽培する製造過程(農業段階)」のことであると言えます。
ここで重要となるのは、この製造過程が当然のごとく綿やその先の製品の品質に影響されているかのように思われていることです。

通常のコットンは収穫後の洗浄により残量農薬はとても少なく、オーガニックコットンとの違いを示すことは科学的分析によっても困難と報告書にも記されています。
これらの調査報告により、“オーガニックコットン=肌にやさしい”などの表記は、現段階では科学的根拠はまったくないと言えます。

この認証されたオーガニックコットンを使用した商品は「オーガニックコットン製品」として販売されています。
重要なのは、ここに混用率の下限は定められておらず、○○%使用と表記さえすれば「オーガニックコットン製品」として販売できます。

その代表的な製品が色鮮やかなシャツやタオルです。「オーガニックコットンを使用」と書かれているだけで、何の躊躇もなく“自然で肌にやさしそう”と手に取りますが、その鮮やかな色は製造過程において化学染料で染めあげたものであり、オーガニックコットンを化学染料で染めているという、良く考えれば矛盾していることを理解できます。(草木染めなど天然素材にこだわった染料は別です)

そして、これ以上に気を付けなくてはならないことは、オーガニックコットン100%使用のものです。

製造過程においてこだわり抜いた綿は化学物質による洗浄も行いません。実はここに落とし穴があります。
摘まれた綿は自然体のままですので綿独自の油分や不純物等も含まれたまま製品化されます。綿独特の生成り色(きなりいろ)の製品は非常に魅力的で、出産祝いなどに贈られますが、一方で赤ちゃんの肌のトラブルになるケースがあります。

このトラブルについて今治市の染料工場で某製品の実験を見させていただきました。

通常のコットンと100%オーガニックコットンの製品を並べて、同時に上からスポイトで水を垂らします。すると一目瞭然です。
通常のコットンは瞬時に水を吸収したのに対して、100%オーガニックコットンは製品の上で水玉を作り、水を吸収しないのです。

つまり、油分や不純物もそのままに製品化した弊害として、赤ちゃんの汗を吸わずに肌のトラブルを生じさせたのです。
これらから、綿の品質の良し悪しはオーガニックか否に左右されるのではなく、綿の種類や長さに左右されるものであることをご認識いただいたうえで、よりよい綿製品を選択していただければと思います。

※これらのオーガニックコットンおよび実験について、すべてが該当するものではありません。

当社製品で使用されている綿についてはこちらをご参照ください。

厳しい今治タオルブランドの審査基準をクリアしている、当社の安全な今治タオルはこちらからご購入いただけます。

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