タオルをふわふわに長持ちさせる洗濯方法をプロが伝授!

    タオルをドラム式洗濯機に入れる

    ※この記事は2023年11月23日に再編集しています。

    タオルをふわふわに洗濯する方法があれば、自宅でも毎日がホテルライクな生活を送ることが出来るでしょう。

    しかし残念ながら自宅で使うタオルが同じようにいつも柔らかくふんわりしている訳ではないですよね。

    でも、想像してみてください。

    もしも食器を洗ったあとに手を拭いたタオルがふわふわだったり、自宅のお風呂上りに毎回ふわふわのタオルで体を包んでくれたらどれだけ気持ち良い日々になるでしょうか。

    毎日とは言いませんが、可能な限り以下のような洗濯方法を選んでいただくことで、ふわふわで優しいタオルを長く維持することができます。

    目次

    タオルの洗濯方法

    衣類とは別に洗濯する(できればタオルだけ)

    お風呂上りに使用したタオル。今まで着ていた服や下着と一緒にまとめて洗濯機に放り込んでいませんか?

    タオルに限らずですが、洗濯の基本として、洗濯物が水の中でゆったりと大きく動くほどによく汚れが落ちることを覚えておいてください。

    水がもったいないからと、なんでもギュウギュウに詰め込んで洗濯されるケースを見ますが、 これをやってしまうと汚れが落ちないだけではなく衣類やタオルが擦れてしまい、傷むのが早くなります。

    また、ファスナーやマジックテープ、スパンコールや金具がついている洋服や下着を一緒に洗濯することでタオルのパイルが引っぱられてしまいます。
    あなたの家のタオルがパイルが飛び出したりしているのは、それらが原因の可能性が高いです。

    また、例えば靴下の汚れや洋服の油汚れなどに部分漂白を使われた場合、タオルも漂白されてまだら模様になってしまうこともあります。
    容積の大きいタオルを入れれば、他の洋服や下着などの洗濯効果にも影響を及ぼすので可能な限り分けて洗濯することをオススメします。

    たっぷりの水でタオルを泳がせるようなイメージで洗う

    最近の洗濯機はドラム式など節水型が主流となったことにより、多くの洗濯物を少量の水で、“叩いて洗って汚れを落とす”方法が常識になりつつありますが、タオルのような体積が大きいものでは限界があり、仕上がりなどに差が生じるだけでなくダメージ・劣化が早まる可能性があります。

    ではどのように洗濯すれば良いのでしょうか。
    コインランドリーの大きなドラムの中を泳ぐように、そしてダンスをするかのように洗われているタオルをイメージしていただくと分かりやすいです。

    少量の水でもなく叩かれている訳でもなく、ゆったりとのんびりと多めの水で洗濯、すすいであげることで汚れもしっかり落ち、仕上がりも上々のタオルになります。

    柔軟剤は使わない方がいいって本当?

    柔軟剤はむやみに使わない

    タオルにとって何が一番大切か?と言えば吸水性です。

    特に当社製品の売りでもある「今治タオル」は、柔軟剤を使わなくても風合いが良くて水を吸ってくれるということをセールスポイントにしていますが、それにも関わらず水を弾いてしまうというトラブルが発生することがあります。

    この原因として「柔軟剤を過剰に使用している」ということが挙げられます。
    柔軟剤は家庭洗濯でも使われますが、一般衣料品の最後の仕上げ工程で風合いを高めるために使われることがあります。
    コンビニで売っているタオルですぐに使おうとしても、風合いは良いが水を吸ってくれないという商品はこれに該当している可能性があります。

    柔軟剤は「界面活性剤」を主成分とする薬剤で、繊維を柔軟にするのにあわせて繊維に強固に付着する特徴があります。
    そのため洗濯するときに柔軟剤を多量に使用するとタオルの劣化を早くするだけではなく、その界面活性剤の構造上からタオルの綿がコーティングされてしまい、水を弾くことがあるので注意が必要です。

    何度も繰り返し洗濯をしてタオルの肌触りが悪くなったら、ごく少量だけ使用することが吸水性を保てて長持ちさせることができるひとつのコツです。

    乾燥機は使っていいの?

    乾燥機はタオルの早期劣化の原因に!!

    特に梅雨の時季などはなかなか洗濯物が乾かずに乾燥機を使いたくなります。
    洗濯は毎日の家事になりますから、これほど便利なものを使わない手はありません。

    しかしドラム式洗濯機などは、クッションとなる水も何もないドラムの中で回転させることで中で叩かれたり擦れたりするために、ふわふわにはなるものの、パイル抜けや温風によって縮んでしまうケースもあるようです。

    タオルの生地は非常にデリケートな為、著しく劣化させることがあり、購入したばかりのタオルでも早期に使えなくなってしまうこともあります。
    タオルは贈答品でいただくケースが多いですから、せっかくの記念品を早くダメにしてしまうのはもったいないですよね。

    雨続きなどの季節は仕方ない時もありますが、乾燥機の使用頻度を気にしていただき、多少の曇り空でも外で干すぐらいがちょうど良いと思ってください。

    洗濯後の干し方のコツ

    干すときには、陰干し!タオルを振ってパイルを立たせてあげる

    洗濯したタオルを干す人

    今日は天気が良いからギラギラ太陽の下で思いっきり乾かそう!!
    というのは実はタオルがかわいそうなんです。

    急激な日光は人間と同様にタオルの素材にも大きなダメージを与えます。生地は固くなり長持ちしません。
    タオルを長く使うためには、風通しの良い場所でしっかりと陰干ししてください。

    また、干すときにはタオルの端と端をもってパタパタと20回前後振ってください。

    <参考動画>タオルをふわふわにする方法!


    これで洗濯によって寝ていたパイルが立ち上がり、空気も通りやすくなります。
    空気が通りやすくなるということは乾くのも早くなるので衛生面でもプラスです。
    また何よりもパイルが立ち上がると乾いたときにはふわふわの状態に戻ります。

    やはり可能な限り自然の風で乾かすのが理想ですね。

    実際は毎日このようにできるとは言いませんが、これまで説明したような洗濯から乾燥までの行程をいくつか選んでいただくことで、ふわふわで優しいタオルを長く維持することができますし、毎日のお風呂タイムがホテルライフにように楽しい時間になるでしょう。

    長く付き合うタオルですから、ぜひ優しく扱ってあげてください。

    <関連記事>タオルの嫌な臭いを取るための一番の方法!

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